今回紹介するのは「この音とまれ!」という漫画です!
琴を舞台とした青春漫画で、個人的には琴なんて全く触れてこなかったのですが、漫画を通して凄い世界だなと知りました。
どれだけリアルなのかは正直分かりませんが、青春漫画とほんちょっとの恋愛。
琴を中心としたストーリーがとてもバランスが良く、読み心地がいいというのがこの漫画の感想ですね。
では、早速あらすじを見ていきましょう!
あらすじ
これは不良少年と筝曲部の青春物語。
新学期の春。筝曲部に新入生を迎え入れる為に必死に頑張る倉田。
だが現状の筝曲部は先輩が卒業してから不良のたまり場になっていた…。
琴は部室の隅に追いやられ、倉田も部室では不良たちに絡まれている状態。
更には琴にまで手を出そうとした不良を必死止めようとした倉田だが、その時横から不良に飛び蹴りをかます一人の男子生徒。
名は「久遠愛(くどおちか)」
その名を聞けば皆がやばい奴と知るほどの不良少年。
なんの為か分からないが部室の不良たちを追い出し、倉田に一枚の紙を差し出す。
そこには入部届。1-F 久遠愛とかかれていた。
これが彼らの出会いである。
不良であるチカの入部を受け入れない倉田はチカの入部を拒否。
腹を立てたチカは筝曲部の看板を盗み、倉田に反発。
先輩から譲り受けた筝曲部の看板を取り戻そうとチカの元に交渉に行くが無駄足。
何もうまくいかないと思っていたが、なぜか筝曲部の部室にチカの姿が…。
チカはなぜか部室の整理整頓を始めており、ますます何を考えているか分からないと頭を抱える倉田。
とりあえずチカの片付けた部室のゴミを捨てに行っている途中、また不良たちに絡まれてしまいます。
それを見かけたチカがすかさず手を貸すが、殴り返そうとしているチカに対して倉田は「荒らしてるのは君もだろ!」と初めて声を荒げた。
不良というだけで周囲の目は悪い方に捉えてしまう。
倉田もチカに対してそういう気持ちをもっていたのでしょう。
チカの入部も「信じられる訳ないだろ」とこぼしてしまう。
チカはその言葉を聞くと倉田の胸ぐらからすっと手を離し、悲しそうな表情を浮かべその場を立ち去ってしまうのです。
だがチカには琴に対する思い入れがある事を知った倉田。
過去に爺ちゃんから教わった琴。そしてチカの爺ちゃんはこの学校の筝曲部を立ち上げた創設者だった。
その思いを知った倉田はチカに対する思いを入れ替えたのだが、不良の一人に後ろからバットで襲われてしまう。
そこに居合わせたのがチカだった。
それを見つけた教師はチカが犯人だと決めつけ、校長室に呼ばれてしまう。
目を覚ました倉田はチカと関わるという事はこのような事態とも向き合っていかなくてはいけない。そう思いながら部室に向かうとそこには新しく「筝曲部」と書かれた看板が。
チカが持去ったのは落書きされた看板だったが、新しく作り替えたのでしょう。
それを見た倉田は校長室へ走り、チカが犯人ではないと主張。
こうしてチカの無実は証明され、筝曲部の新しい部員となった。
その後、「鳳月さとわ」が入部してくるが、彼女もまた一癖ある天才少女。
琴の才能はぴか一で圧倒的な実力だが、性格にやや難あり…。
この先、筝曲部として新たな物語が始まる。
見どころ
チカの成長
筝曲部に入部したチカはこれから猛練習に励むのですが、いくつも壁にぶつかります。
その度、みんなで乗り越え琴を弾く技術はもちろん、不良だった頃とは比べ物にならないぐらい人間としての成長が見られます。
周りの人や環境に大きく影響され、チカの劇的な成長は見ていて楽しみです。
友情物語
青春漫画だけあってやはり友情は必須です。
この音とまれ!では数々の友情が垣間見え、悩み苦しみそれをみんなで乗り越えていくシーンが沢山あります。
ほっこりするような気持になったり、強く背中を押されたり、色んなドラマを見れ、常に刺激をもらえます。
ベタベタした友情とは違い、それなりに大人になった少年少女の友情なのでこっぱずかしい事もないですね(笑)
青春の間にほんちょっとの恋愛
個人的にはかなり重要ポイントですが、青春漫画の中にほんちょっとの恋愛要素は抜群に相性がいいです。
この漫画もそれを取り入れ、恋愛要素も含まれています。
誰と誰がどのようにして恋愛していくのか。
だけど「琴」という主軸はブラさないというスタイルがとても漫画のスタイルとマッチしているように感じました。
もう少し見たい。というとこで止める所もベストでこの先どうなるか楽しみの要素の一つです!