漫画

『スズノネ』をネタバレ無しであらすじ解説!記憶をなくした男が自分と向き合うヒューマンドラマ

今回紹介するのは「スズノネ」という漫画です!
記憶を失くした男の物語で、過去の自分と向き合うドラマが面白い作品ですね。
主人公の三原コウキが唯一覚えている「誰かに突き落とされた」瞬間を頼りに、物語が進みだし犯人を捜す中で様々なヒューマンドラマが生まれる!
では早速あらすじを見ていきましょう!

あらすじ

雨が降る成人式の夜。
三原コウキは何者かに突き落とされ、記憶を失った。
コウキが目覚めた時には病院のベッドの上で、仰向けの状態だった訳だ。
コウキの病室には「川崎さよ」という女性がおり、コウキの看病をしてくれています。
記憶を失くす前のコウキは顔が広く、色んな人から話しかけられる人気者ようですが、今ではそんな記憶すら残っていない。

事件から数日、ようやく退院したコウキは佐伯という刑事に呼び止められます。
刑事は入院中のコウキに事件の真相を聞く為に訪れていたようですね。
だがコウキの事件は水難事故と処理され、事件の真相は謎に包まれたまま…。

コウキは唯一覚えていた「突き飛ばされた」という記憶。
そして鈴の音と誰かの声。
事件の記憶に関する事はこれだけ。

しかもコウキは記憶を喪失しているので、警察はもう動いてはくれない様子。
コウキの記憶を信じるのであれば、コウキは誰かによって殺害されかけたことになる。
そこで再びコウキの身に危険があると予想した佐伯刑事は、コウキに注意するよう伝えます。

さよの車で下宿先まで送ってもらう途中、思い出の公園を横切る。
だがコウキの目にはさよが胸にぶら下げている「鈴」が目に止まった。

その鈴を確認しようと、鈴を指で突くとそのまま透けてしまい、さよの胸に一直線(笑)

(出典:GANMA! 作者:タカヒロホン スズノネより引用)

自分の部屋に帰りコウキは過去の自分と関係のある物を探しますが、過去のコウキは管理能力が高く、セキュリティが万全で何も出てきません。
そこにさよが何か思い出せるかもという善意から、過去のアルバムを抱え部屋にやってきます。
コウキは事件の事で少しもやもやしている感情をさやに話しますが、事件当日の話などさやにしても意味がないと話を切り上げようとするが……。
さやの口から信じられない言葉が。

「私あのとき井之口ふ頭にいたから」

井之口ふ頭はコウキの事件が起こった場所。
そこにさやがコウキから呼び出されて、コウキが落ちた瞬間を目撃したと語ります。
さやは第一発見者という事になり、またコウキ目線からすれば海突き落とした張本人の可能性も出てくる。

怪しんだコウキはさやをすぐに部屋から出します。
さやが胸にぶら下げている、コウキにしか見えない鈴。
この鈴がこの物語の中で鍵になってくる訳です!

見どころ

鈴が記憶を取り戻す鍵

鈴はコウキと所有者の記憶が共鳴し、それに反応して過去の記憶を蘇らせることの出来る手がかり!

記憶を取り戻す為には必ずこの鈴が必要になってくる。

そしてこの鈴があの日の事件解決に大きく影響し、そしてコウキの過去を明らかにする。

鈴の持ち主は一人じゃない!?

さやが胸にぶら下げていた鈴は他の人にもついていた!?

コウキの記憶に関係する人物にぶら下げられた鈴……。

関係の深い人物についており、それを紐解いていくと事件の真相に近づいていくということでしょう。

友人、先輩、恋人、幼馴染。

過去の記憶に必要な人物がゾロゾロと出てくる!?

謎のマーク

話の所々で出てくる謎のマーク。

そのマークに関係するかのように登場する謎の喫茶店。

コウキと喫茶店。そしてこのマークで繋がる先輩。

事件と確実に関係のあるこのマークには何の意味が隠されているのか?

水原先輩

コウキと関係が深く、過去に関わりがあった水原先輩は事件の真相を知っているのか?

真相に近づいて来ると必ずこの人にぶつかる。

コウキを突き落とした犯人なのか?

それとも記憶を取り戻す為の最大の味方なのか?

未だに謎の多い人物です。